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今回はエンジンオイル選びにおける粘度の見方
及び環境の重要性についてお伝えしたいと思います。バイクオイルの選び方はこちら
もくじ
エンジンオイルの選び方~粘度の見方、環境も重要!?
エンジンオイルは人間の身体で言う「血液」のような存在です。エンジンが心臓部分だとするとそのエンジン自体をスムーズに動かすために必要なサポーターとしての役割を果たします。
下記ではエンジンオイルの柔らかさ(粘度)と選び方を解説させていただきます。
エンジンオイルの粘度について
前回紹介した規格の中でSAE規格が存在しましたが、SAE規格では粘度を表しています。
10W-30を例にすると外気温が-25℃まで対応する(10W) 粘度の硬さが30のエンジンオイルです。ただ粘度だけを見てもどのように判断すればいいかわからないかと思います。
・粘度による違いは何なのか?
・この数字の意味は何なのか?
こちらについてお伝えしていきます。
粘度はエンジンオイルのさらさら度合い
下記のように軟らかいエンジンオイル/硬いエンジンオイルそれぞれにメリットがあります。
左側は、対応する外気温の表記です。
Wの前の数値が小さいほど低い外気温に対応しているエンジンオイルとなります。
右側の数字は粘度の硬さを示しています。
粘度の数値が大きいほど硬い(高粘度)エンジンオイルになります。
とはいえ、どのエンジンオイルを使用すればいいのだろう?となりますよね。
そこで考えなければいけないのが、車の使用状況や環境なのです!
使用状況や環境がもたらす影響
1)走行距離
2)走行状況
3)気候
隙間が拡大した状態で、軟らかい(粘度が低い)エンジンオイルを使用すると
エンジンのシリンダーからエンジンオイルが垂れ落ちてしまい
エンジンオイルの役目の1つである気密性が新しいエンジンに比べ保てなくなりやすいです。
最適な粘度は環境によって変わる
エンジン内部の金属どうしが擦れ合う頻度が多くなり
最終的にはエンジンの破損(エンジンブロー)に至るケースもあり得るのです。
走行距離によって 粘度を変更することを考えてみましょう。
◆注意事項◆
ご使用には必ず、お車の取扱説明書で推奨されている粘度、規格をご確認ください。
異なる車種やエンジンタイプ(例:ディーゼル・ガソリン・ターボ)
によっても最適な粘度は異なります。
平坦な道路での走行や、一定速度での走行などの標準的な使用に比べて
走行距離が極端に短いことが繰り返される場合
高回転の多用や長時間のアイドリング、急発進、急加速、急減速、長時間の渋滞走行、油温の上昇など部品の劣化を早める使用も
車にとってより厳しい使用状況(シビアコンディション)にさらされることになります。
車に負荷がかかる運転をせざるを得ない使用が多い場合は、エンジン保護の観点から粘度を
推奨粘度より上げることをお勧めします。
◆注意事項◆
ご使用には必ず、お車の取扱説明書で推奨されている粘度、規格をご確認ください。
異なる車種やエンジンタイプ(例:ディーゼル・ガソリン・ターボ)
によっても最適な粘度は異なります。
マルチグレードエンジンオイルは、使用できる温度帯の幅が広いエンジンオイルで季節や気候に関係なく車のパフォーマンスを維持することができます。
エンジンオイルはエンジン保護のために
粘度が軟らかい(低粘度)エンジンオイルは低温環境下で安定した性能を発揮し、燃費や加速性能を向上させます。粘度が硬い(高粘度)エンジンオイルは高温環境下で潤滑作用を発揮しやすく、密封作用に優れています。粘度の選択は使用する地域の気候に大きく左右されます。さまざまな気候条件下で最適な粘度を選ぶことでエンジンの正常な動作と耐久性を確保できます。
まとめ
日本のような気候で夏期と冬期にエンジンオイルを使い分ける必要はないとは思います。
メーカーによる交換サイクルや使い方にもよりますが、夏に酷使されたエンジンオイルを夏が終わったら交換するのは良いのではないでしょうか。
◆注意事項◆
ご使用には必ず、お車の取扱説明書で推奨されている粘度、規格をご確認ください。
異なる車種やエンジンタイプ(例:ディーゼル・ガソリン・ターボ)
によっても最適な粘度は異なります。
日本発の中古車輸出企業からスタート。30ヶ国以上で実績を積み高品質な自動車部品の自社開発も手がけます。エンジンオイル・ブレーキパッド・オイルフィルター・エアフィルター等、こだわりのMADE IN JAPANを世界中へ届けています。