自動車メーカー社員は絶対にしない!欧州車・ヨーロッパ車のエンジン寿命を縮めてしまう最悪の運転習慣とは?

自動車メーカー社員は絶対しない!欧州車・ヨーロッパ車の“エンジン寿命”を縮めてしまう最悪の運転習慣とは

欧州車やヨーロッパ車は優れた性能や独特の雰囲気や高級感から多くの車好きに愛されていますよね。メルセデス・ベンツやBMW、アウディなど、精密なエンジンや先進的な技術が搭載されたこれらの車も十分なメンテナンスを行うことで長寿命が実現可能です。

しかし、日々の運転習慣やケアが間違っているとせっかくの高性能なエンジンも寿命を縮めてしまうことになりかねません。そこで今回は自動車メーカーの社員ですら避けるような「エンジン寿命を縮める最悪の運転習慣」の問題と対策をご紹介させていただきます。

ぜひこの機会に運転習慣を見直して長く快適に乗り続けるための方法を覚えてくださいね。

NG行為1. エンジン負担を考えない高回転での無理な走行

まず第一にどんなエンジンであっても過度な負担をかけることはなるべく避けるべきです。

たとえば「朝エンジンが冷えている状態でアクセルを踏み込む」「高速道路で思わずエンジンをフル回転させてしまう」など、急加速や高回転での走行はエンジンに大きなストレスを与えます。特にエンジンが十分に温まっていない状態で高回転を続けるとオイルが十分に循環せず、その結果として部品が摩耗しやすくなります。日常的にこうした走行を繰り返しているとエンジン内部がダメージを受けてエンジンの故障を引き起こすことにつながります。

具体的に言えば、出勤時に車を使う際に「時間がないから」といってエンジンをかけてすぐアクセルを強く踏み込んでしまうとエンジン内部のオイルが循環する暇がありません。

そうなるとエンジンの内部が無駄に摩耗してパーツがすり減ってエンジンオイルが十分に行き渡らなくなりやすいです。また、冷え切った冬の朝にエンジンがまだ温まっていない状態でアクセルを強く踏むとエンジンに過度な負担がかかってしまいます。これらを日常的に行うとエンジンオイルが劣化しやすくエンジンのパフォーマンス低下にもつながります。

エンジンをかけたばかり(十分暖気を行えておらずエンジン本体が冷えている時)では無理に急加速せずゆっくりと走行してエンジンを温めましょう。冷えたエンジンでは回転数を上げずに穏やかな運転を心掛けるだけでエンジンにかかる負担を大きく減らせます。

特に冬の寒い朝や「長期間使用していなかった車を走らせる前」には、アクセルを踏み込む前にまずはゆっくりと負担をかけず走行してエンジンが温まるのを待つことが重要です。

NG行為2. 推奨されていないエンジンオイルを使用すること

エンジンオイルで覚えておいて欲しいのが「低品質なオイル」はエンジンに大きなダメージを与えるという点です。たとえば「安価なエンジンオイル」を使ったり「オイル交換の頻度を守らない」といったことがエンジンにとって大きなリスクになります。

そういった意味では低品質で安価なオイルを使うとエンジン内での潤滑性能が不十分になり部品が摩耗しやすくなるわけですね。特に欧州車は高性能なエンジンを搭載しているため、オイルの品質と交換頻度に注意を払わないとエンジンの寿命が大きく短縮されます。

簡単に言えば交換時期を守らずオイル交換を先延ばしするとオイルが劣化してエンジン内部に汚れが蓄積していきます。その結果としてエンジンの潤滑が不十分になり、摩擦が増えてエンジンがスムーズに動かないことで過熱しやすくなったり不調の原因にもなりえます。

もし低品質なオイルを使い続けるとエンジンが本来の性能を発揮できず、エンジン内部での摩耗が進んでしまいます。エンジンが無理をすると負担が増え壊れやすくなる。そういった意味も含めてメーカーが推奨するオイルの規格を守り定期的にオイル交換を行いましょう。

特に欧州車の場合はオイル交換のタイミングや使用するオイル側の規格が非常に重要です。エンジンオイルは「ACEA規格」や「API規格」といったあなたの所有する愛車に適合したものを選び、少なくともメーカー推奨の距離で交換することを心掛けておきましょう。

NG行為3. 急加速と急減速を繰り返すような運転

普段から車に乗っていると信号待ちや渋滞の際に思わず急加速や急減速をしてしまうことがありますよね。このような急激なアクセル操作やブレーキはエンジンやトランスミッションに過度な負荷をかけ、エンジン内の部品が摩耗しやすくなる可能性があります。

特に渋滞や街中での走行では頻繁に急加速や急減速を繰り返すようなシーンも多いためこれが積み重なるとエンジンやトランスミッションの寿命に大きく影響を与えてしまいます。
とは言っても、信号が青に変わった瞬間に「一気にアクセルを踏み込む」「信号待ち後に急加速してしまう」といった経験は誰しもあるのではないでしょうか?

こうした運転はエンジンに無駄な負担をかけるだけでなくトランスミッションにもダメージを与えかねません。急減速が続くと「エンジン内部でのギアの変速」がスムーズでなくなりトランスミッションがうまく機能しなくなるといったトラブルになることもございます。

車のエンジンはさまざまなパーツが連動して動いているのでそのなかで重要な役割を果たすパーツに悪影響が及ぶとさまざまな問題が起こる可能性を高めることになります。

解決策としてアクセルを踏み込む際は急加速せずやさしく運転することを意識しましょう。

渋滞時や信号待ち後は穏やかな加速を心掛けるだけでエンジンとトランスミッション側への負担を軽減できます。急減速を避けるためには前の車との車間距離を十分にとり、普段から予測運転を心がけることでエンジン側の負担を減らすような工夫をすることも大切です。

NG行為4. 都市部を中心とした短距離走行ばかりすること

都市部での短距離走行ばかり続けているとエンジンが十分に温まらないまま走行してしまうことが多くなります。これはエンジン内部の温度が十分に上がらないためエンジンオイルが本来の性能を発揮できず汚れやカーボンが内部に蓄積されやすくなることが原因です。

エンジンオイルが効果的に機能しないと潤滑や冷却が不十分になり、エンジンの摩耗や効率低下を招き最終的にはエンジンの不調や故障につながる可能性も出てきます。

わかりやすい例で言えば、近所のスーパーへの買い物など、数分から10分程度の短い距離の走行を繰り返すとエンジンが十分に温まらずに汚れやカーボンが蓄積されやすくなります。これらが日常的に続くとエンジンの性能が徐々に低下していきます。

そのため都市部の短距離移動が多い方は最低でも週に一度は高速道路や郊外の道路を使い20分以上の長距離走行をしてエンジンをしっかり温めることが大切です。

長距離走行を行うことで、エンジン内部の温度が上がり、オイルが効果的に汚れを洗い流してエンジンの性能を維持することができるという仕組みですね。

NG行為5. 点検・整備のサボって小さな不具合を見逃すこと

日々の運転を安心して楽しむためにも車の状態をしっかりと確認することは欠かせません。特にエンジンや車両の点検・整備は定期的に行うことがとても大切です。

小さな異音や違和感に気づいた時にそのまま見過ごしてしまうとトラブルはじわじわと悪化していき、後で高額な修理費がかかるケースもあります。

たとえば走行中に感じる「わずかな振動」や「聞きなれないエンジン音」があれば車からのSOSかもしれません。そんなサインを見逃さず早めに専門の整備士に相談しましょう。

定期的な点検を受けることでトラブルを未然に防ぎ「車の寿命を延ばすこと」ができます。安心して長く安全に乗り続けるためにはどんな小さな異変でも早期対応が重要です。

まとめ

あなたの大切な愛車のエンジン寿命を延ばすためには、日々のちょっとした気遣いと習慣が重要になってきます。運転の際にはエンジンを過剰に負担させないように注意して定期的なオイル交換や点検を怠らないことが大切です。欧州車の高性能エンジンを長く楽しむためにもこれらの習慣をしっかりと守り愛車の健康状態を維持していきましょう。

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