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超低粘度オイルより低粘度オイルをおすすめする理由!燃費性能とエンジン保護のバランスで選ぼう
近年「0W-8」といった超低粘度オイルが増え「燃費にいいならそれが一番か?」と考える方も多いですよね。たしかに超低粘度オイルはエンジン内部の抵抗を減らし燃費向上に貢献する一面を持っています。しかし、実際の使い方や車の状態を考えると0W-16や0W-20といった低粘度エンジンオイルの方が安心して使えるケースも少なくありません。

下記ではその理由をわかりやすく具体的に解説させていただきますね。
超低粘度オイルと低粘度オイルの違いとは?
エンジンオイルの「粘度」は【オイルの硬さ(サラサラ具合)】のことでしたよね。

念のためカンタンに説明しておくと数字が小さいほどサラサラです。サラサラは柔らかいということなのでエンジン内部をオイルがスムーズに流れてくれるという仕組みですね。
そのなかでも超低粘度オイルは非常に流れやすくエンジンの始動直後から素早く内部に行きわたるのがメリット。その結果として大幅に摩擦が減り燃費がわずかに向上いたします。
とはいえ一方で、オイルはただ流れればよいというわけではなく金属同士が直接こすれないようにしっかりとクッションの役割を果たす必要があります。低粘度オイルはサラサラさを保ちつつも、ある程度の厚みを持った油膜を作りやすく保護性能とのバランスが取りやすいのが特長です。日常的に使う車ではこのバランスの良さが大きな安心につながります。
超低粘度オイル(0W-8)と低粘度オイル(0W-16/0W-20)は別なので覚えてくださいね。
実際の走行環境で考えると低粘度オイルが安心な理由
カタログに掲載されている燃費は理想的な条件で計測されていますが、実際の道路ではそう甘くありませんよね。真夏の渋滞ではエンジンは高温になったり山道や高速道路では高回転の状態が続くのが一般的です。こうした状況ではオイルにかかる負担も大きくなります。

超低粘度オイルは燃費面では有利ですが高温時には油膜が薄くなりやすい傾向があります。
そのためエンジン音がやや大きくなったり長距離走行で不安を感じる場面も。低粘度オイルであれば、ある程度の粘りがあるため高温下でも安定しやすく静かで滑らかなフィーリングを保ちやすくなります。そういった意味では「長距離移動や高速利用が多い方」にとっては超低粘度オイル(0W-8)より低粘度オイル(0W16や0W-20)の方がおすすめですね。
走行距離が増えた車にはどちらが向いている?
新車時のエンジンは部品同士のすき間が最適な状態に保たれています。

しかし、走行距離が増えるにつれてエンジン内部の摩耗が少しずつ進んでいきます。端的に言えばトータルで10万km前後を超えているエンジンは新車時と同じ状態とは言えません。
こういった車に超低粘度オイルを使うと「オイル消費」が増えてしまったり「オイル漏れ」でにじみが出やすくなることがあります。もちろん、車種や状態によりますが、経年車では少し粘度に余裕を持たせたほうが安定するケースが多いわけです。低粘度オイルはその点で守備範囲が広いため、距離を走った車にもなじみやすいというメリットがあります。
燃費差は体感できるほど差は大きいのか?
「せっかくなら少しでも燃費を良くしたい」と思うのは当然のことですよね。

しかし、超低粘度オイルによる燃費向上は低粘度オイルと比べるとわずかな差になります。カンタンに言えば日常の街乗りではほとんど体感できないと言えるかもしれません。
そのわずかな燃費改善と引き換えに油膜の余裕や安心感を減らしてしまう可能性があるならどうでしょうか?長く愛車を乗り続けたい方にとっては「燃費だけでなくエンジンの保護」も大切な要素です。そういった意味を含みながらトータル的に判断すると「低粘度オイルの方がバランスの良い選択になる」ことが多くなります。オイル選びはむずかしいですよね。
まとめ
多くの人にとっては「超低粘度オイル」よりも「低粘度オイル」を選ぶのがおすすめです。
最近の車や省燃費エンジンでは「0W-8」といった超低粘度オイルが推奨されることもありますよね。超低粘度オイルを使えば燃費を良くしたりエンジンのかかりを良くするメリットもありますがそれらは新車や特定の条件下での話なので誰にでもピッタリとは限りません。
一方で0W-16や0W-20などの「低粘度オイル」はエンジンをしっかり守りながらも安定した性能を発揮してくれます。とはいえ燃費面ではどうしても超低粘度オイルに劣ってしまうケースもありますが普段の運転ではほとんど気にならないレベルと言えるでしょう。
わかりやすく言えばエンジンオイル選びでは「燃費を優先したい=超低粘度オイル」となり「エンジンを長持ちさせたい=低粘度オイル」という考え方が目安になります。特に中古車やある程度走行した車では低粘度オイルを選ぶほうが安心。エンジンを長く健康に保ちたいなら「超低粘度よりも低粘度オイルを選ぶ」のがプロもおすすめする賢い方法ですね。
状況次第では中粘度オイル(5W-30等)が良いケースもございます。各粘度で色々な種類があるためまずはメーカー推奨の値を確認するところからはじめてみてくださいませ。
日本発の中古車輸出企業からスタート。30ヶ国以上で実績を積み高品質な自動車部品の自社開発も手がけます。エンジンオイル・ブレーキパッド・オイルフィルター・エアフィルター等、こだわりのMADE IN JAPANを世界中へ届けています。




